以下、VEGAS Pro 15の解説、使い方ではなく、VEGAS Pro 15にまつわる私の失敗談です †ソースネクストのVEGAS Pro 15の商品情報 http://www.sourcenext.com/product/vegas/vegasprosuite/?i=vegas_top VEGAS Pro 15を使っている背景 †元々は、ライティングソフトとして、B's Recorder GOLDを古くから使っており、関連製品のB's DVD Professionalを買ったりしていました。 特に、仕事や趣味で動画編集を必要としているわけではありませんが、ソフトウェアを覚える・評価するという趣味で、色々と動画編集ソフトを試しました。 Ulead VideoStudio、CyberLink PowerDirector、Corel MovieWriter、TMPGEnc Authoring Works、TMPGEnc Video Mastering Works、etc. 直近は、エンコードの速さ、綺麗さからTMPGEncを使っており、特に不満はありませんでした。 ところが仕事に関連して、動画(パワーポイントプレゼンテーション)に別撮りの音声を乗せた編集が必要になったのです。 その際これは完全に私のこだわりですが、当時のTMPGEncでは、音声の波形を見ながら1コマ(1/30秒?)単位の移動・編集ができず、ざっくり切り貼りしかできなかったのです。 (私の知識不足かもしれません。) アップデートしていなかった、以前使っていたソフトウェアの最新版の情報収集をしましたが、メーカーサイトの製品説明では、できるかできないか分からない状況。 そんな時、Vegas Pro 12 EDITの安売り情報に気付いてしまったのです。 ■当時の記事のURL 何ということでしょう! 私のやりたかったことが、へなちょこ自作PCでもサクサク動作!! レンダリング(Vegas Proではエンコードのことをレンダリングと呼ぶので、以下レンダリングと記載)速度はTMPGEncより相当遅いですが、やりたい編集ができないことには、TMPGEncは問題外。 頑張って、Vegas Pro 12 EDITを使い倒しました。 その後、仕事の関係で、月に1回程度、動画編集をすることになりました。 作業は単純で、行事をビデオカメラで撮影したものを、最低限の編集(無駄な頭と最後をカット等)をして、MP4形式に変換し、YouTube?(実際には、Googleドライブ)にアップするというものでした。 ところが、編集は大したことがないものの、レンダリングに実時間の4倍の時間がかかります。 2時間の動画であれば約8時間。 休みの日に作業しないとレンダリング時間が捻出できないのです。 あ〜辛い。 よし、レンダリング速度の向上だから、ビデオカードを変更しよう! よし、CPUを交換しよう! おぉ〜っ!! Intel クイック・シンク・ビデオに対応しているということは、中古で買ったThinkCentre M92pなんかでも速いのかな? と考えつつ、税込29,800円で買った、Intel Core-i5 3470T、メモリ6GB搭載のPCが、AMD FX-8320E、メモリ16GB搭載PCの同等な訳ない!(AMD Phenom II X4 945時代程度かな?)と内心は思っておりました。 ところが、ほぼ同等!実時間の3倍程度!! 余りにショック!! ということで、Core-i7のメーカーPCを購入することにしました。 第3世代のCore-i5 3470TのCPUに比べれば、第7世代のCore-i7なら、インテル HDグラフィックスも向上しているじゃないですか! 悩みに悩みLenovo V520S Smallを購入しました。 VEGAS Pro 15は、Intel QSV(クイック・シンク・ビデオ)対応なんですよね・・・ †さて、第7世代Core-i7でしょ。インテル HDグラフィックスでしょ。 4Kに対応しているVEGAS Pro 15で、所詮フルHD(1920×1080)へのレンダリングだから、実時間(動画自体の時間)とはいかないまでも、2倍(10分動画なら20分)程度の時間で処理ができるかなぁ〜・・・などと淡い期待を寄せつつレンダリング。 んん?あんまり変わらないぞ・・・ あぁ〜、今までと同じ、(Intel QSV)が付いていない方でレンダリングしちゃったよ!失敗失敗。 んんんん?そんなに変わらないぞ・・・ あぁ〜、検証してみないと・・・ 画面キャプチャが大きいので、間に説明を挟まず、先に記します。 Intel QSVが選べる、インターネット HD 1080p 29.97 fps でレンダリング。 約12分のデジタルビデオ動画(1920x1080x32 59.940 fps)をIntel QSVなしでレンダリングにかかる時間=45分12秒。 Intel QSVありでレンダリングにかかる時間=29分03秒。 あぁ〜、速いっちゃ速いですね。(棒読み) Intel QSVなしで約3.77倍。Intel QSVありで約2.42倍。 そっかぁ〜、計算してみれば速いのかぁ〜・・・ うん。本命の1時間以上の動画で試してみよう。 約1時間38分(98分)のデジタルビデオ動画+音声別撮り(モノラル)をIntel QSVなしでレンダリングにかかる時間=約6時間10分(370分) Intel QSVありでレンダリングにかかる時間=約4時間27分(267分) Intel QSVなしで約3.78倍。Intel QSVありで約2.72倍。 んあぁ〜、音声別撮りでは、Intel QSVと関係ない処理が加わって、ちょっと遅いのかぁ〜・・・ いや、CPU働けよ! AMD FX-8320Eの時なんか、CPUファンがブンブン鳴って五月蠅かったぞ! 確か使用率は常時90%を超えていたぞ! あぁ〜、前のPCで同じようなテストをしとけば良かったかぁ〜。 今からでも出来るけど、アンインストール&インストールが面倒くせぇ〜。 試して対して違わなかったら、新しいPCを買った意味がなくなるしぃ〜。 そもそも、AMD FX-8320Eと対して違わないと感じた、ThinkCentre M92pは何だったんだぁ〜。(第3世代 Intel Core-i5 3470T) はい。最近はスマホで事足りることが多く、PC自体あまり使っていませんでした。 そのため、PC関連にお金を使ったのは久しぶりです。 それで、このような大失敗! 自作で少しづつパワーアップしたPCが、中古で29,800円のThinkCentre M92pに負けたから、メーカー品の新品を買ったのにぃ〜・・・ ちなみにレンダリングにおいて、プロジェクト設定に合わせる(インターネット HD 1080p 59.94 fps Intel QSV)方が、処理が速いのは知っていますよ。 うん。あんまり変わらない・・・ 何だ!ビデオエンコードはnVIDIAなのか!GTXなのか! そうだよなぁ〜、 TMPGEncだってそうだったもんなぁ〜。 それでも私は、Athlonを選んだ、あの日からAMD派。主流を選ばないという私の性格からも、今更GTXは選べない・・・ 古い環境に古いバージョン †さて、インストール&アンインストールが面倒なので、古いPCにVEGAS Pro 14をインストールし、同様のレンダリングを試してみた。 「名前を付けてレンダリング」のテンプレートが微妙に違うので、下図のとおり一応の設定を合わせる。 【画面7】、【画面8】 さて、レンダリング開始・・・どうだろ・・・ ん?約7時間7分(427分) 【画面9】 約1時間38分(98分)のデジタルビデオ動画+音声別撮り(モノラル)をIntel QSVなしでレンダリングにかかる時間=約6時間10分(370分) Intel QSVありでレンダリングにかかる時間=約4時間27分(267分) AMD FX + Radeonでレンダリングにかかる時間=約7時間7分(427分) Intel QSVなしで約3.78倍。Intel QSVありで約2.72倍。旧環境で約4.36倍。 今までだったら、7時間かかったレンダリングが4.5時間に短縮だぁ〜! わぁ〜ぃ!快適!!なのか? フルHDでこんなんだったら、4Kのレンダリングにはどれぐらいかかるのか? 4Kホームビデオカメラって必要なんでしょうか。というか、4Kホームビデオカメラを購入している方は、編集なんかはしないのでしょうか。 Lenovo V520S Smallは高級機ではなく普及機です。とはいえ、VEGAS Pro 15のレンダリングに焦点を絞って購入した機種です。 それでこんなに時間が?いやぁ〜、ビデオ編集ソフトの機能として、4Kビデオを編集できても、私は4Kには手を出したくありません。 【画面1】 【画面2】 【画面3】 【画面4】 【画面5】 【画面6】 【画面7】 【画面8】 【画面9】 |